11月に入り急に寒くなってまいりました。紅葉が綺麗な季節です。
先月10月26日〜30日に尼崎アルカイックホールで行われましたYAGP(ユースアメリカグランプリ)2017日本予選に今回も北から南までこの日のために無限の可能性を秘めている才能溢れる若者たちが集い挑みました。
当スタジオでは永井涼花が最年少ではありますが、学びと経験を積む為にシニア部門で参加させていただきました。
このコンクールの使命は
「若いダンサーたちに世界有数のダンススクールで学ぶためのスカラシップを始め世界で開催されるガラ公演やダンスフェスティバルで一流のパフォーマンスを経験する場を提供するなど彼らがプロフェッショナルの世界へと羽ばたく手助けをすることです。」
YAGP創設者/共同芸術監督
ラリッサ&ゲナディ,サヴァリエフの御挨拶より抜粋
審査員も毎回、世界の有名な学校の校長先生、芸術監督、ディレクター、ダンス教師の方々が審査、ワークショップをして下さいます。
事前のワークショップでは
カンヌロゼラハイタワーの芸術監督のクラスを受講し、私は見学させて頂きました。とても分かり易く丁寧に御指導して下さりました。
スカラーシップオーデションクラスはSHOKOさんのご主人様が指導されていました。スラリと背が高く、とてもナイスなお方でした。
前置き長い。( ̄ー ̄)
さて参加者の若者達ですが
とにかく、まぁ皆様凄いです。
そして言うまでもなく皆様踊りがとても安定してらっしゃいます。
テクニックおありな方々が本当に多い。足先強いし、背中強し、そして沢山回られる。13.14歳の女子の踊りを客席より少しだけ観覧させて頂きましたが、既に踊りが申し分無く出来上がっている女子、本当に13.14歳なの?みたいな。
何だか世の中を全て経験しているかのような踊りの女子、元々ズバ抜けて感性がある持ち主の女子、手足長くて脚が開いてスラリとして甲があるバレエ向きの良い条件の女子、
とても素直な癖のない踊りで素敵だなぁと、私好み♡と思う子・・・・に限って失敗してたり。もったいないな〜と私がよそ様の子でも観覧して手に汗握ってました。笑
一生懸命ひたすら努力を重ねてきて頑張ってここまで来たのですねとひしひしと伝わってくる女子、………。
皆、舞台で挑む事に不安等の強いプレッシャーを感じているはず。
2分半以内の踊りの中で全てを出し切るのは本当に計り知れない相当の精神力が必要です。
私も現役の時はかなりのプレッシャーに打ち勝つため常に自分自身との闘いでした。
舞台上で消えて無くなりそうだった
永井涼花は
まだ未だ課題が沢山ありました。
ジャッジシートのコメントを拝見すると納得。中には有難い事に短いバリエーションの間に、ギッシリコメントを書いて下さってる審査員の方も何人かいらっしゃいました。
YAGP関係なくコンクールで毎回思う事。審査員の好みってありますね。笑笑
別のシニア部門のクラスのワークショップを見学させて頂いた際、ヒューストンバレエの教師が「皆さん、もうたくさん回れるのは知っているから、綺麗に回って」と。ごもっとも!
その他バレエに関する貴重なアドバイスをされていました。
そして、そして!驚いた事に
YAGPのfacebookとInstagramに
Facebook https://www.facebook.com/YouthAmericaGrandPrix/posts/10154640594783407
https://www.facebook.com/YouthAmericaGrandPrix/posts/10154640594783407
私達が掲載されていて驚きました!(◎_◎;)
真面目に私達で良いんですか⁈と、かなり恐縮しております。
ですが人生にあるかないかの確率です。どうか削除されませんように。苦笑
私達の一生の思い出にさせて頂きます。
YAGPさん有難うございます!
結果が良いに越したことはありませんがコンクールの為に其々自身が何処まで懸命に努力したか、何処まで出来たか、頑張ったか、やり切れたかという事がとても重要だと思います。
これはどの分野にも言える事ですね。
そして家族、バレエの先生を始め、仲間達等が、出場する一人にどれだけ裏で懸命にサポートされていらした事でしょう。日々のお稽古、体調管理、食事…書き出したらきりがありません。
皆、今回も其々に思い出に残るドラマがあったのではないかと。
何時も生徒達と共に苦楽を分かち合え、共に成長出来る事、私は有り難いです。
今回参加された皆様がコンクールを通して将来良い方向に進んで行って欲しいなと感じた期間でした。