コンクールについて思う事

コンクールについて思う事。
最近益々日本全国あらゆる所でバレエコンクールが開催されています。
コンクールによっても様々でしょう。
私共の指導してきた生徒の数人は今までコンクールに参加し、そして有難くも賞を戴いたりしている生徒もいます。
ですが
先ずバレエはコンクールが全てでは無いと言う事を言いたいです。それ以外にも、バレエを通して沢山学ぶものが本当に多いと言う事です。簡単に書くと、コンクールに出場する事を決して否定してはいません。
舞台に立つことによって自信や確信、
その子自身に持っている可能性やモチベーション、その他レベル的に向上するのは確かにあります。ただ、コンクールは参加する本人が先ずどの様な目的で参加するのか、またその先の道を私達指導者がどのようにレールを引いてあげるのか、真剣に取り組まなければなりません。そして顔も性格も違う、それ故、骨格も違う事から個々に骨格の違いも認識し毎回のお稽古ではしっかりと指導しなければなりません。(コンクールにでない子も勿論ですが‼︎)
其の場凌ぎではなく、その子の将来の為に
決してコンクールダンサーのみにはなって欲しくはないと思います。様々な環境や価値観は違いますが
一つのヴァリエーションを踊るなら先ずしっかりした間違いの無い日々の基礎のレッスン!真っ直ぐに立つ事、骨盤が傾いたレッスンではNGです!!そして骨盤をタックインするのも!そして年齢にあった作品、自分の足に合ったトウシューズ!これはとても重要です!指を折るのもどうでしょうか?顔も違うのに足の形も当然違います!(これも重要です!) 踊るヴァリエーションの物語から内容、理解、役作り、全体のバランスも大切だと思います。 殆どのヴァリエーションは幕ものの中の踊りでエトワール(主役)の踊りが多いのですから。偏ったレッスンは骨格も歪みます!テクニックばかりのヴァリエーションは(プロで綺麗なら未だしも)アクロバット的で私には少し疑問を感じます。回転も綺麗なポジションで回るのは賛成しますが。

テクニックばかりがバレエでは無い!

コンクールも審査員も様々ですので結果ばかりの判断よりもそれまでの過程、生徒のメンタルなフォローもとても大事なのです。

舞踊評論家うらわまこと氏のコラムに共感しましたので添付します。特に後半の部分。
http://www.kk-video.co.jp/column/makuai-lounge/urawamakoto/vol/034.shtml
アメリカの新聞に載った日本のバレエ界の現状にもついても添付させて頂きます。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2012/10/post-e917.html