東京バレエ団の「海賊」を観覧して参りました①

3月23日金曜日
私どもが在籍しておりました
東京バレエ団の
兵庫西宮公演
「海賊」を観覧して参りました。

日本のバレエ団で海賊の全幕を上演する団体はKバレエ団の他には
なかなかありませんし、
ABT(アメリカンバレエシアター)
のDVDは巷で販売されておりますが
私も全幕の海賊を観覧するのは初めてでしたので
公演までとても楽しみにしておりました。

当スタジオの保護者並びに生徒の皆様が予想以上にたくさん観覧を希望しチケットも多数
御購入して頂き
かなり
厚かましくも事務局に
お願いし、
朝から団員の舞台上でのレッスンも公開してくださり
皆で見学をさせていただきました。

団員のレッスンの模様を普段観ることも出来ないので
言うまでもなく皆とても勉強になったようで感激していた様子。

そして私の大先輩である

芸術監督の斎藤友佳理さんと

ミストレスの佐野志織さんともご挨拶をして楽屋に座りしゃべり倒し、笑

事務局でも社員のように居座り喋り倒した私でありました。笑

前おきが長くなりましたが

とても烏滸がましく
公演を観覧して
私の
一個人の感想を
書かせて頂きたいと思います。

上演された「海賊」
振り付けの
アンナ.マリー.ホームズ版
(プティパ、セルゲイエフに基づく)
はABTやイングリッシュナショナルバレエ団でも
上演されており

お芝居も観る側も
頷けるほど物語が分かりやすい構成をされていました。
(ストーリー性は特別なものではありませんが 笑)

 

そして作品自体も
かなり迫力があり3幕ものと雖も
展開も早くスピーディで
あっていう間に終わってしまうほど
観覧していて
舞台にのめりこむ程に
グッと惹きこまれてしまうほどでした。

しかも舞台装置、お衣裳は
全て
イタリアのミラノ・スカラ座!!
皆様
スカラ座ですよ!!
さすがとしか言いようがありません。
色合いが何とも言えない程美しく
素晴らしかったです!

楽屋で担当のお衣裳さんに
ティアラを見せて頂きかなりの豪華ぶり!!

そして
ダンサーの中で
特に目を引いたのが
ギュルナーラ役の川島真美子ちゃん!

 

昨年の地方公演でご一緒した際に白鳥全幕の真ん中を踊っていましたが
お芝居もそうですが繊細な無駄のない動き、綺麗〜!
私好み♥️
そして役柄を理解しつつ目の使い方までちゃんと研究して舞台に立っているのがこちらからひしひしと伝わってきます。

そしてオダリスクの3人の中の1人に抜擢された吉江絵璃奈ちゃん。

 


彼女は後輩の教え子で幼い頃から知っており、
彼女の持ち前のテクニシャンの踊りを惜しみなく見事に
観客に披露して完璧に
踊りきり
客席から観て感動して涙がちょちょぎれるほど嬉しかったです。

団員になる前から夫婦で教えていた
高浦由美子ちゃんも
怪我からの復帰で感動して涙、涙でした。

ランケデム役の池本祥真君の迫力ある踊りに圧感!

 

 

アリ役の宮川新人

君のすばらしいノーブルでダイナミックな踊りは
割れんばかりの拍手が鳴り響いておりました。

ちょっと写真大き過ぎましたね。苦笑

 

ダンサー達も昔から比べると
とてもレベルが瞬く間に
向上していて、
外国のダンサーに引けを取らないほどですし、スタイルも私たちの世代よりもとてもきれいになっています。(そのことについては昨年私がバレエ団の地方公演に一緒に同行した際に既に思っていたことだったのですが  )

私どもも
素晴らしい
ダンサー達の踊りを拝見し嬉しく盛大な拍手を送らせていただきました。

今後も
バレエ団が益々発展し
更に活躍の場を拡げ飛躍し
世界に名だたる屈指のバレエ団に強固に守り続けて欲しいと心から願います。