9月になって思うこと、そして発表会延期

8月もあっという間に終わり今月から9月に入りました。
今年も残りあとわずか4ヶ月となりましたが皆様お元気にお過ごしのことと思います。

スタジオの窓を開けると、直ぐ隣にはクルミの木が聳え立ち青々とした実が、元気にさせてくれています。

 

まだまだ猛暑が続く中
朝のオープンクラスの大人の生徒さん達や
子供たちは

とても楽しんでお稽古に励んでいます。

久しぶりの個人的なブログですが、
少々お付き合い下さいませ。

その前に誠に失礼ですが人様の受け取り方は様々だと思いますので
不快に思われるお言葉がございましたら御勘弁の程よろしくお願い申し上げます。(一個人の指導者の意見としてお読み頂けましたら
有り難く存じます。)

新型コロナウィルスの影響で
緊急事態宣言が発令されてから
私達も含めて
このブログを読んでくださる皆様、
世界中の方々が
それぞれに良くも悪くも
何らかの変化はあったかと思います。

 

ブログを書くのも
私自身
今日まで生徒さん達をスタジオで指導する中
言葉では見つからない程
様々な思いが募り
心が千々に乱れ
どのように自分の気持ちを書けば良いのか
ずっと躊躇っておりました。
(現在も気持ちはずーっと進行中です 苦笑)

 

私自身も今回この件に関しては戸惑いを隠せませんでしたが、沢山の情報が飛び交う中、決して鵜呑みにせずに
自発的に調べ、何が正しいの取捨選択し、

今後の為に様々な知識を身につける事の重要性、
学ぶことの大切さを改めて感じさせられました。

 

当初、生徒さん達、保護者の方々に対してどのように対応すべきなのがベストなのか
夫婦で何度も何度も話し合い、

一方的に私達が決断をするのではなく、

今までに誰もが経験した事が無い不安で困惑している
不安定な
状況な時だからこそ、

たかがバレエ教師と思われるかもしれませんが、

1人の人間として、

人との繋がりを大切にし、

自粛ムードで気持ちが曇っている最中、

バレエを通して少しでその心を

晴れやかに開放して差し上げたいとの一心で、

幼児から中学生の保護者様にお一人お一人貴重な
お声、御意見を聞かせていただきクラスを進めていく中、

改めて、スタジオの保護者様並びにオープンクラスの生徒の皆様に支えられ、

どれほどに素晴らしいお人柄であることに有り難く感謝いたしました。

この場を借りて深く、
厚く御礼申し上げます。

スタジオでは

毎回、衛生管理には十二分すぎるほどに気を配り、

少人数制のクラス、

通常クラスに並行して
オンタイムでオンラインのクラス、

お休みの生徒には
学年ごとのレベル別に応じて
お稽古するべき幾つもの動画、
お稽古の音楽を配信したりと、

緩和されるまで私たちなりにできる限りの
様々な対応をしながらクラスを進めておりました。

きっと他の様々な分野の方々もいろいろ苦面されていることと思います。

見えないウイルスとの対応に
色々と配慮するのは
時には精神的に疲弊する事もありましたが、

そのお陰あって
私達自身学ぶ事が多々あり、

保護者様や
生徒たちとの絆、繋がりも
より一層深まったように思います。

自粛モードが見舞われる中

私達自身が
出来る事は何なのか、
バレエを通して、大人の生徒さん、
子供達がどんな思いで毎日を過ごしているのか
毎回心が痛くなる思いでしたが、
少しでもその心に寄り添い、

 

不安な気持ちを取り払って差し上げ無ければと、

一所懸命に私達なりに精一杯愛情を持って
お稽古している時間は
僅かではありますが

指導しながら時間を共有しています。


バレエの事だけではなく
ポジティブに向上してもらえるよう
どんな病にも
負けない免疫力と精神力をこの機に築き上げて貰いたいと思うばかりです。

生徒達の
直向きに集中している姿、
そしてかけがえの無い生徒たちの笑顔に
私達も
沢山の力をもらい

教えられる事もありながら
少しでも生徒たちの心に
寄り添いたい、直接触れ合う事の重要性を
強くかみしめました。

IT化が進みオンラインや動画配信など経験できた事は様々な気づきがあり、離れていても
繋がっていることの大切さを感じましたが

やはり、
昔の人間なのでしょうか、

上記にも書きましたが、

人間と言うものは人との触れ合いがどれ程大切であるか。

直接会って
面と向き合い、画面上ではなく
その場での同じ
空感で、生徒達と触れ合う事が重要である事。

バレエと言う舞踊は
手取り足取り生徒に触れ合いながら指導し、
スキンシップを取ることでお互いに刺激しあって人間力を高めてくれる大切な
場なのだと切実に感じました。

本来ならば生徒の皆が、大いに成長してくれるだろう発表会も、
様々な理由(長くなります為省略、勿論保護者、生徒たちには伝え済みです。)から
苦渋の決断でかなり心が痛むほど
残念ではありますが
来年に
延期となりました。

(来年8月15日土曜日に開催)

私達も含めて
出演者、関係者全員が
より一層
今回の様々な経験を糧に
更なる飛躍をし、素晴らしい成長を成し遂げてくれる事は間違い無いでしょう。

そして
観客の皆様と劇場での
空間の中で
一体となり素晴らしい舞台となりますよう
心から切に祈るばかりです。

 

私どもも無事に過ごせる事が当たり前だと思わず1日一日を大切に生き、

全てに感謝する事の大切さを感じつつ

さらに人間力を磨き精進して参りたいと思う今日この頃です。