昨日兵庫県立芸術文化センター中ホールで行われた第8回発表会は沢山の観客の皆様守られ無事に大成功で終える事が出来ました!
舞台芸術は個々の力と周りの舞台関係者、スタッフ、観客の皆様に守られて成り立つもの。
参加した生徒達はこの日の為にどのような思いで舞台に臨んだ事でしょう。小さい子供から大人まで皆舞台にかける思い、1人1人色々なドラマがあったと思います。
物語のある子供達の私の創作品は
恥ずかしがり屋の日本人にとっては苦手かもしれませんが台詞を話さず、体全部で表現し観客に伝える経験は感性豊かな子供になる事間違いないと思います。皆良い笑顔でした!
舞台芸術の中で群舞がが無ければ真ん中の芯の踊り手も引き立たないし、反対に芯がいないと群舞も引き立たないのです。踊りの中で多人数と合わせるのは難しいですがそれに挑戦する事に周りとのコミュニケーション能力や協調性も育まれます。
1人で踊るのは機会があれは何時でも出来ます。
今、このいる仲間達と踊れる事にも最善を尽くして欲しい。
私もバレエ団で群舞からのスタートでした。今ではその経験が本当に有難く指導者として皆に伝えられるのはこの上ない幸せです。
今回は数年前に転勤で東京や徳島に引っ越しされた生徒達が親子でわざわざこの日の為に観に来てくださり嬉しく久しぶりに成長された姿に感激しました!
大学2年の宮本英佳は高2の時に突発性難聴になり大変な思いをしましたが、見事一つの難解な踊りを踊りきりました!ピルエット(回転)も2回転を連続5回大成功!
松原萌絵も今年の2月コンクール直前に膝を脱臼。その後懸命にリハビリをし、短い期間なのにも関わらず復帰!昨日は素晴らしい踊りを披露してくれました!
病に負けず、それによって様々な事が見え、教えられ、自身の心が強くなれたのは素晴らしい事です!
家庭の事情で今回が最後に大好きなバレエを辞めなければならず周りから惜しまれ、小さい頃からスタジオに共にお稽古してきた生徒、静岡に引っ越してしまう生徒、初めて男性とパドドゥ(一緒に踊る)を組む生徒達もハラハラドキドキだったでしょう。他の生徒達も皆輝いた笑顔で堂々と踊っている姿は舞台袖で見守る私達の心の奥にひしひしと伝わりました!終演後皆やはり満面の笑み!嬉し泣きする生徒。悔し涙する生徒。
どの生徒も皆、私達生徒にとって点数なんかつけられ無位最高の出来です!!
一つの目的に向かってやり切る真剣な姿は、過程は観客の皆様には見えないけれど
きっと観客の皆様の心には必ず響いたはず。
そして生徒自身も色々な人を見て学ぶ事は大切です。しかし、人と比べるのでは無く以前の自分と比べて今の自分がどうなのかを感じて欲しい!早くても遅くても一歩一歩諦めず頑張って成長している姿は後々周りの心も動かせる人になると信じています!
スタジオを開設して9年が過ぎ
来年の3月末でスタジオ開設して10周年記念を迎えます。
今まで沢山の生徒達と関われた事に感謝です。私も生徒1人1人とのドラマが数え切れ無いほど沢山あります。今回も沢山のドラマがありました。笑いあり泣きあり苦楽を共に出来る事、心から本当に有難いと感じる1日でした!これからも生徒1人1人大切にしていきたい気持ちはずっと変わらないでしょう。