新年のご挨拶と初稽古

あけましておめでとうございます。

そして

寒中お見舞い申し上げます。

(既に年が明け半月も過ぎおりますから  ( ̄▽ ̄;))

 

昨年は
私のかなり拙いブログを
ご一読誠に有難うございました。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

当スタジオは
10日火曜日より朝のオープンクラスから
初クラスが始まりました。

火曜日ストレッチクラス

笑いあり 年齢層幅広いほのぼのしたクラス。

大人から子供のクラスまで
元気いっぱい!

木、金曜日オープンクラス みなさんとても熱心です!!

私大人パワーに真面目に負けそうです。 凄すぎ!  汗

 

土曜日オープンクラスでは早々にトウシューズも履かれてお稽古されてる生徒さんも!

 

その姿勢に私、見習いたい!

夜の子供達クラス

夜の子供たちのクラスも満面の笑顔!


パワー溢れんばかりの体力!  お正月の力?おせち?それともお餅のパワーか? 笑

いえ、それとも正月太り改善か?  笑笑

皆沢山 汗を流して
楽しくお稽古に励んでいました!

今年1年、

生徒の皆様や保護者様、スタジオに携わる方々、

欲を申しますなら世界中の皆様が

健康で無事故、そして素晴らしく素敵な1年を過ごせますように.
私共も
生徒さん達や保護者様に益々信頼され絆を深め

必要とされるよう精進してまいりたいと思います!

 

小南満祐子ちゃん「レ.ミゼラブル」コゼット役に決定!

以前当スタジオに
所属していた
小南満佑子ちゃん。

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来年2017年に
上演されるミュージカル
「レ.ミゼラブル」
にコゼット役として出演が決まりました!
誠におめでとうございます!

先月末に、うれしいお知らせを頂戴し、驚きと共に嬉しい限りでございました!

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過去にも最年少で出演した事のある素晴らしい演技の持ち主です!

これから
ますます開花してくれることを期待し素晴らしいご活躍をお祈りしていき陰ながら応援していきたいと思います。

ご興味のある方は是非とも
応援して劇場に足をお運びいただければと思います!

永井涼花 YAGPより短期参加許可受賞

12月に入り
今年も後僅かとなりました。

 

先月11月23日
YAGP 日本事務局より

日本予選に出場した
永井涼花が

有難いことに

Joffrey Academy of Dance (USA)
ジョフリー.バレエ.アカデミー

Singapore Ballet Academy
(Singapore)
シンガポールバレエアカデミー

の2校から短期参加許可受賞のご連絡を頂戴いたしました。

決戦にまでは及びませんでしたのに2校から許可を頂けた事、誠に嬉しい限りです。
これを機に又バレエを通して数々のことを学んで吸収してもらえたらと思います。

誠におめでとうございました。

YAGP2017(ユースアメリカグランプリ)日本予選

 


11月に入り急に寒くなってまいりました。紅葉が綺麗な季節です。

先月10月26日〜30日に尼崎アルカイックホールで行われましたYAGP(ユースアメリカグランプリ)2017日本予選に今回も北から南までこの日のために無限の可能性を秘めている才能溢れる若者たちが集い挑みました。

当スタジオでは永井涼花が最年少ではありますが、学びと経験を積む為にシニア部門で参加させていただきました。

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このコンクールの使命は

「若いダンサーたちに世界有数のダンススクールで学ぶためのスカラシップを始め世界で開催されるガラ公演やダンスフェスティバルで一流のパフォーマンスを経験する場を提供するなど彼らがプロフェッショナルの世界へと羽ばたく手助けをすることです。」

YAGP創設者/共同芸術監督

ラリッサ&ゲナディ,サヴァリエフの御挨拶より抜粋

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審査員も毎回、世界の有名な学校の校長先生、芸術監督、ディレクター、ダンス教師の方々が審査、ワークショップをして下さいます。

事前のワークショップでは

カンヌロゼラハイタワーの芸術監督のクラスを受講し、私は見学させて頂きました。とても分かり易く丁寧に御指導して下さりました。

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スカラーシップオーデションクラスはSHOKOさんのご主人様が指導されていました。スラリと背が高く、とてもナイスなお方でした。

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前置き長い。( ̄ー ̄)

さて参加者の若者達ですが

とにかく、まぁ皆様凄いです。

そして言うまでもなく皆様踊りがとても安定してらっしゃいます。

テクニックおありな方々が本当に多い。足先強いし、背中強し、そして沢山回られる。13.14歳の女子の踊りを客席より少しだけ観覧させて頂きましたが、既に踊りが申し分無く出来上がっている女子、本当に13.14歳なの?みたいな。

何だか世の中を全て経験しているかのような踊りの女子、元々ズバ抜けて感性がある持ち主の女子、手足長くて脚が開いてスラリとして甲があるバレエ向きの良い条件の女子、

とても素直な癖のない踊りで素敵だなぁと、私好み♡と思う子・・・・に限って失敗してたり。もったいないな〜と私がよそ様の子でも観覧して手に汗握ってました。笑

一生懸命ひたすら努力を重ねてきて頑張ってここまで来たのですねとひしひしと伝わってくる女子、………。

皆、舞台で挑む事に不安等の強いプレッシャーを感じているはず。

2分半以内の踊りの中で全てを出し切るのは本当に計り知れない相当の精神力が必要です。

私も現役の時はかなりのプレッシャーに打ち勝つため常に自分自身との闘いでした。

 

舞台上で消えて無くなりそうだった

永井涼花は

まだ未だ課題が沢山ありました。

ジャッジシートのコメントを拝見すると納得。中には有難い事に短いバリエーションの間に、ギッシリコメントを書いて下さってる審査員の方も何人かいらっしゃいました。

YAGP関係なくコンクールで毎回思う事。審査員の好みってありますね。笑笑

別のシニア部門のクラスのワークショップを見学させて頂いた際、ヒューストンバレエの教師が「皆さん、もうたくさん回れるのは知っているから、綺麗に回って」と。ごもっとも!

その他バレエに関する貴重なアドバイスをされていました。

そして、そして!驚いた事に

YAGPのfacebookとInstagramに

Facebook   https://www.facebook.com/YouthAmericaGrandPrix/posts/10154640594783407

 

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https://www.facebook.com/YouthAmericaGrandPrix/posts/10154640594783407

 

Instagram

A beautifully captured moment! YAGP Japan 2017 Semi-Finals #yagpjapan2017 ? by TES

A photo posted by Youth America Grand Prix (@yagp) on

私達が掲載されていて驚きました!(◎_◎;)

真面目に私達で良いんですか⁈と、かなり恐縮しております。

ですが人生にあるかないかの確率です。どうか削除されませんように。苦笑

私達の一生の思い出にさせて頂きます。

YAGPさん有難うございます!

 

結果が良いに越したことはありませんがコンクールの為に其々自身が何処まで懸命に努力したか、何処まで出来たか、頑張ったか、やり切れたかという事がとても重要だと思います。

これはどの分野にも言える事ですね。

そして家族、バレエの先生を始め、仲間達等が、出場する一人にどれだけ裏で懸命にサポートされていらした事でしょう。日々のお稽古、体調管理、食事…書き出したらきりがありません。

皆、今回も其々に思い出に残るドラマがあったのではないかと。

何時も生徒達と共に苦楽を分かち合え、共に成長出来る事、私は有り難いです。

今回参加された皆様がコンクールを通して将来良い方向に進んで行って欲しいなと感じた期間でした。

生徒さん達のパワーに圧巻!

10月に入りスタジオに集う生徒さん達は夏の疲れは何処に?と言わんばかりに元気いっぱいです!

土曜日クラスの小学生低学年クラス

img_4312 img_4314 笑顔いっぱい!

お顔見えないな

(; ̄ェ ̄) img_4318

高学年クラスは
クラス中集中力が以前と比べると少しついて
お姉さんになったかな?
と思いきや
笑いありのクラスになることも。^_^

月曜日クラスimg_4244
img_4360 img_4364 img_4365 img_4372 img_4378

中学生以上クラスは黙々と………集中している⁈笑

先日の月曜日クラス

img_4329img_4386img_4382img_4389 テスト前で休んでいる生徒もいましたが汗沢山かいて頑張ってレッスンでした。私のレッスンは何やらキツイようです

( ̄▽ ̄)

朝  午前中の
オープンクラスは

有難い事に毎回

沢山お越しくださり熱気のある
大人パワーに満ち溢れ
私も毎回パワーも頂き元気にしてくださります!

木曜日基礎クラスimg_4283 img_4287 img_4289 img_4297 img_4295

先日の週明けの月曜日クラス凄かったです!

img_4339 img_4340 img_4347 img_4352 大人も勿論トーシューズ履きます!

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解剖学 体のメンテナンス そして 読書

先月末、日帰りで神奈川に。

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現役の頃から
長年に渡り絶対的な信頼を得ている知る人ぞ知る身体のケアをして下さる先生の所に解剖学、身体のメンテナンスに伺って参りました。(何時も生徒の身体の事で相談すると直ぐ様納得の行く説明と回答をして下さりとても感謝しています)

指導者として解剖学はとても必要ですしこれからもずっと学びたいですね。

治療院の直ぐご近所のイタリア庭園。時々癒されてます。

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そして、その往復の間に読んだ今❗️バレエをされている若い方々の話題の本。……らしいです。笑

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1日で読めました。(読みやすい)

よろしければお読みになられて下さい。(別件ですが今、東野圭吾にはまっています)

黒人のバレリーナ。戦争孤児として
映画「ファーストポジション」に出て有名になったミケーラ、デプリンス。
彼女の半生を描いた自伝の本。
前半は想像を絶する程の凄まじい戦争の模様が書かれ、両親の死、孤児院に入る……

あるきっかけで
バレエの存在を知り後半では
幸運にもアメリカで素晴らしい養子縁組に引き取られ
夢であったバレエの道に進む事が出来た。

本を読んで簡単な感想としては
彼女のバレリーナになるまでの波乱万丈の人生は凄まじいものでよくぞここまでと!感心しましたが
私は彼女を養女として引き取った
アメリカの義母にとても感動しました!
偉大なる寛大な心!
なかなか真似の出来る事では無いと思いました。
私も彼女の様に少しでも近づけれるように………と改めて
生徒達により一層慈愛の心で接したいと
思いました。
(今までも異常な程生徒達を愛してますが…)笑

 

ブルメイステル版「白鳥の湖」

嬉しい事に私共が在籍していた

東京バレエ団が
来年2/17水曜日にこちら兵庫西宮の県立芸術文化センター大ホールにて「白鳥の湖」の公演が行われます。

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近年では
世界各国のバレエ団が様々な演出、振付け、構成で上演されています。

東京バレエ団は旧ボリショイ劇場版である定評のあるアレクサンドル.ゴールスキー版(マリウス.プティパの弟子)に基づいて長年に渡り公演を行って来ました。
ですが
今回は私の大先輩である斎藤有佳理さんが新芸術監督の元、劇的なブルメイステル版を上演される予定。

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「ウラジーミル・ブルメイステルは古典バレエの様式に従ったプティパ=イワーノフ版に依拠するのでは無く、可能な限りチャイコフスキーの原曲に立ち返ろうと考えた。「ダンサーは舞台の上で登場人物の人生を生きなければならない。舞踊にとって人生を表現し、人物の感情や心的体験ん開示する。」チャイコフスキーの音楽はこれを実現するだけのドラマトゥルギーを十全に備えていた。」
(NBS News Vol.344 赤尾雄人 古典バレエ研究より引用)

私も早速、1995年6月に来日しロシア音楽劇場のブルメイステル版の「白鳥の湖」がTVで放映され、ずーっと昔の20年前!(驚き)録画したビデオテープが家にありましたので観てみました。
VHS……かなり古いですね(笑)若い世代はきっと知らないでしょうね。

プティパ=イワーノフ版、この演出だとあらすじを知らないとなぜ幕が上がってすぐ王子の誕生日なのか
なぜ白鳥が登場するのか
なぜ悪魔が出てきて手を振るのかということがなかなか理解できませんがブルメイステル版では筋道を分かりやすく明確に立ててあります。

最初のプロローグでは
悪魔ロットバルトがオデットを白鳥に変えてしまう場面が冒頭に加えられてとても分かりやすい。
筋を明確にし劇的に進行させるために第3幕では単に商品として扱われていた民族舞踊を悪魔手下にし惑わせ、娘であるオディールを踊りの合間に出現させている。
エピローグではオデットが人間に戻れハッピーエンドに終わるのも物語として分かりやすくとても良かったです。

第1幕に
プティパ=イワーノフ版では第3幕の王子と黒鳥オディールのグランパドドゥの第5曲のアントレとアダージョが
王子と宮廷の女官によって踊られていたり、
第3幕のグランパドドゥでは
ジョージ・バランシン振付である作品「チャイコフスキーのパドドゥ」の曲が使われ振付も素晴らしいです。オディールのバリエーションはプティパ=イワーノフ版がメジャーですがブルメイステル版も素敵です。

YouTubeでロシアのバレリーナ 「スヴェトラーナ.ザハロア」とイタリアの貴公子「ロベルト・ボッレ」のスカラ座の白鳥の全幕があります。

ここ最近巷ではコンクールが多く主にエトワールのバリエーション(幕もので芯の方が踊る踊り)ばかり踊る傾向が多い中、バレエをされている若い世代の方や、バレエの世界は未知の世の人達にも物語のあるドラマティックな全幕もののバレエを是非とも御覧になって頂きたいと強く思います!

私共も今回を機に沢山の生徒さん達、ご父兄の方々と一緒に観に行く予定で今からとても楽しみです!

嬉しいお知らせ

以前
当スタジオに所属していた美智子ちゃん。
時々オープンクラスに来てくれます。
先日は嬉しい報告をにとスタジオに来てくれました!
彼女はバレエは勿論の事!何事にも熱心で頑張り屋さん、探究心に満ち溢れ、謙虚で素直。そして前向きで何時も自分に厳しい。コンクールで入賞歴もある。第4回目の発表会では芯で素晴らしい踊りを披露してくれました。
スタジオでは周りから何時も好かれる存在な彼女でした。
今もそう。笑

その彼女が遠方の大学に行く事になりバレエを離れ、今年から
ずっと就職活動に専念し、見事!来年から
「三菱UFJ銀行」の総合職に就職が決まりました!
面接の際にはバレエの事だけについてかなり熱く語ったそう。美智子ちゃん曰く、その熱意が伝わったのかも(笑)

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今インターネットが普及している中、メールやSNSと簡単にやり取りが出来る時代。そんな中、わざわざスタジオまで足を運び私達に直筆のお手紙と報告をしてくれる彼女。若いのになかなか出来る事ではないと思いました。
(私も昔の人間なのか、連絡事項はメールで連絡する事が多いですがやはり、ここぞとばかりの場合は直接お会いし面と向かって話をしたいですし、若しくは電話を通して相手様の声を聞きたい派である。)

彼女の様々な挫折が自分自身を大きくしてくれたのでしょう。
挫折や失敗を繰り返しそれを
バネに頑張れる人は強いし、より一層成長出来るでしょう。それがあるからこそ嬉しい出来事があった時はこの上ない喜びを感じられる。正に失敗や挫折、そして苦労と思えるものは成功する為の薬とも言えるのではないでしょうか。

おこがましいですが先日の発表会のプログラムのごあいさつに書かせて頂きました一部を掲載させて頂きます。
「人間には誰でも自分にしかできない心の中の宝石を持っている。宝石を埋めたまま一生を終わってはつまらない。自分の天文が必ずある」と。宝石は磨かなければ輝かないのと同じで人間の心もそうです。人は結果をすぐに求めたがり、ある一定のところまで頑張り、もう少しの所で諦めてしまう傾向が多いようです。許容量を超えて無理はしてはいけませんが1つの目的にずっと絶えず努力をし続け粘り強く前向きに頑張っていれば、後々になって自分の力が引き出されます。日頃そのような習慣が身についた人はその後何をやってもその習慣性を発揮して必ず頭角を表すのです。そして自分の宝石、天分も輝かせることができる。私は生徒達にバレエを通して外面ではなく内面を磨き、後々人の心を動かせる人間になってほしいと何時も願っています。
”物の財”ではなく”心の財”を。私もそうなれるよう生徒たちと共に日々成長です。

美智子ちゃん、これから新たなスタートラインに立ち、前向きに突き進んで頑張って欲しいと心より応援したいと思いました!

 

武庫川女子大学で白鳥のバレエの動き

10月に入りました。
今正に
ワールドバレエデイですね!

先月末9\24
武庫川女子大学で講師をされていらっしゃるミツヴァの村越直子先生からのご依頼を受け武庫川女子大学に行って参りました。image

 

武庫女出身で
今はお茶の水大学(人間文化創成科学研究科 比較社会文化専攻)
の河野 由さんは今回
バレエの白鳥の羽ばたき(動き)について研究をされています。
勿論バレエもされていて下肢もですが、主に上肢の研究の方をされています。
それについて由さんは研究後
論文を書き行く末は学会で発表されるとの事。
今回、こちら大学での機械を使用し、プロの動きや素人の動きのデータが欲しいという事で私小百合が協力して参りました。

左右対称に肩から腕、肘、指先、鎖骨、そして帽子を被り、頭等、数箇所に小さいマグネットの様な物を付け3~4パターンの白鳥の腕の動きをしました。 私の腕の動きをパソコンに入力し、後々研究材料として使われるのだそうです。苦笑

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協力後、由さんに少しお話しをお聞きしました。
由さんは
バレエの参考書物、文献は下肢を主とした物が多いが上肢については少ないと。(私もそう思っていましたし、先日ネットで見かけたのでどんなものか?気になっていたところ)
上肢は役の表現をする箇所。舞台人として、そして観客に観てもらう側として絶対的に必要なスキル。下肢だけでは観客や他の人の魅力を惹きつけられない、飛んだり、回ったりする事だけがバレエではないと!(正に同感!)

上肢の動きはバレエの中で重要な役割をするのではないかと私に熱く語ってくれました。
彼女は若いながらに私と共感を得るものがあり、行く行くは認められ素晴らしい本を出版してくれるであろうと願い
一生懸命な彼女を応援したいと心から思いました!

ここから
私が思う事。
ボールルドブラ(腕の動き)は
ダンサーにとって重要な役割を占めるであろう。背中から指先までしなやかにそしてより綺麗に見せる為に背中から腕、指先の筋肉群や関節などのものたちは小刻みに一生懸命働いてくれている。白鳥の腕の動きはバレエをする上で、美しくなめらかな動きを表現する為の基本となる動作とも言えるのではないかと思います。(肩関節の回旋、様々な背中の筋肉を動かすことは勿論の事、そしてイメージはもっと大切です)

東京バレエ団時代にコールド(群舞]から叩き上げられその際に
「白鳥の湖」のリハーサルでは白鳥の腕の動きと共に足の動き(走り方)をずっと、ずっと練習させられ、極度の筋肉痛になった経験が何度もありました。笑
お陰様でその甲斐あって、今このようにしてスタジオで幼児から大人まで白鳥の動きを教える事が出来、クラスの前のウォームアップには白鳥の動きは必須になっています。(元芸術監督の溝下司朗先生(現在Kバレエスクール芸術顧問)に感謝です!)

ただし、腕の動きだけでは無く下肢も十分に魅せる力は備わっています!身体全体を使って表現する事が一番ですが、なかなかそれも踊り手は其々。
育った環境、性格、価値観、感性、その人の人生観、と
生き様は様々でしょう。

昔、又バレエ団時代、団長の佐々木さんが私達に「ダンサーは普段の何気無い生活の振る舞いが舞台に出る。踊りに出る。君達は舞台人として気を付けて生活するべきだ!」と叱咤激励をして下さいました。
元芸術監督の溝下司朗先生も
「踊りはハートだ。」「指先で人生を語って」「自分の中でドラマを作って」等沢山の素晴らしいご指導をくださいました。

腕の動きは
基本は忠実にマスターしつつ、やはり
「心や感情」から生まれそれが全身へと連動して
自然と湧き出るものなのでしょう。

ドラマティックなダンサーは沢山飛んで、沢山回る様なアクロバティック的な動きのテクニック無しでも十分通用するんですから。先ずは「心」。心はどの分野に於いても大切だと思います。