シルヴィ・ギエム ファイル 「ライフ・イン・プログレス」

今日は  クリスマスイブですね。

街では男女が手を繋いで楽しそうに歩いている姿をしょっちゅうお見かけいたしました。image

東京バレエ団全国縦断公演2015
シルヴィ.ギエム ファイナル

先日12/22
兵庫県立芸術文化センターに於いて
西宮公演に観に行って参りました。

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100年に1人の天才東京呼ばれ、世界で大活躍されていらっしゃるシルヴィ.ギエムさん。

ライフインプログレス

成長し続けることで初めて人生には最後の意味がある。(納得のいくお言葉ですね〜)

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「Two」は肩から指先まで流れる腕のしなやかさは半端なく素晴らしい!思わず瞬きするのを忘れてしまう程ガン見してしまいました。後もう少し観たかった〜。

東京バレエ団のイリ・キリアン振付「ドリーム・タイム」とても良かったです!

繊細で尚且つキリアンらしい独自のスタイル。照明、構成綺麗〜!

ギエムさんの「Two」は肩から指先まで流れる腕のしなやかさは半端なく素晴らしい!思わず瞬きするのを忘れてしまう程ガン見してしまいました。後もう少し観たかった〜。

私が東京バレエ団に在籍していた際、有難い事に
ギエムさんとの海外、長い日本全国ツアー(多分私の記憶では2度)、数々の作品を同じ舞台で共演させて頂き、その間、彼女の姿をず〜っと見させて頂きました。
舞台では到底観る事は出来ない、ピュアであどけない無垢な表情、時には子供らしい可愛い仕草、でも舞台にかける姿勢は想像をうわまわる程………

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昔にギエムさんと。   ボケてるからこちらはどうでしょう。

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今回何年かぶりに観させて頂き
ギエムさんとの様々な思い出が蘇り懐かしく思う嬉しいひと時でした。

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1993年の日本ツアーの長野善光寺で一緒に。この写真は同期の会津美紀さんから送って貰いました。

私小百合は左端、ギエムさんの左腕横は元パリオペラ座プリンシパル、ローラン・イレール。

今も現役!木村和夫〜!(ギエムさんの隣)

みな若い!笑

image93年のツアーに作られたTシャツ、97年の日本全国縦断ツアーのプログラム、

ギエムさんの写真集(又々古い❗️)

 

ギエムさんの「ボレロ」は今までリハーサルを合わせ、
舞台の袖幕から、客席から、一体何回見たことだろう。

終わった後
幾度のカーテンコール!観客はスタンディングオーベーション!で拍手が鳴り止みませんでした。

ギエムさん、
かなりご満悦でした?

私も彼女のプログラムに掲載していたように
「〜〜しなかったら…………」
を真似して   私小百合編   笑笑

バレエを始めていなかったら………バレエの楽しさが分かっていなかっただろう。

東京バレエ団に入団していなかったら………素晴らしい教師、振付家、素晴らしい世界各国のダンサー、素晴らしい作品、素晴らしい舞台、かけがえの無い有難い先輩や戦友とも巡り合ってないだろう。(そして先輩であった康孝先生(主人)とも会ってない 笑)

親元を離れ東京で1人暮らしをしていなかったら………今まで普通に当たり前だと思っていた事全てに感謝出来なかっただろう。

子供を持つ母になっていなかったら…………親として自分の子供を守り、サポートするという絶対的な使命感はなかったろう。そして子供の気持ちや目線になって考える事はなかったろう。

「永井エコールドバレエ」を康孝先生と開設してなかったら…………沢山の生徒達と関われ、生徒の事で共に笑い、悲しみ等と苦楽を共にする事は出来なかっただろう。

ギエムさん ありがとう?
これからも 素晴らしく輝かしいドラマを作ってくれる事と思います。
私も生徒達もこれから
それぞれ光輝く人生を切り開いて行って欲しいと願う
ギエムさんの素敵な舞台でした。

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東京バレエ団芸術監督  斎藤友佳理さん(中央)・バレエミストレス佐野志織さん・上野水香さんと楽屋前で厚かましく撮影。

毎年恒例のクリスマス会!

今日12/20はスタジオで、細やかではありますが毎年恒例の(参加できない人もいましたが)
小学生の生徒達対象のクリスマス会を開きました。

image子供達は折り紙で輪っかを作って来てくれたり,お飾りを作って来てくれた生徒もいました!ありがとう!
子供達の楽しんでいる表情に私達も一緒に楽しみあっと言う間の時間でした。

ゲーム盛り沢山!!皆汗だく。笑笑笑

imageimageimage image 遊具等使った色々なゲーム、二人三脚、バレエのお稽古から取り入れたゲームその他色々・・・・。

そして

康孝先生、私(小百合先生)とのじゃんけんゲーム、最後まで勝ち抜いた人は先生達からのプレゼント!

学年毎の椅子取りゲーム(危ないので座布団で)、これも勝ち抜いた人は豪華プレゼント!

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最後は皆でクリスマスの歌を歌いながらプレゼント回して交換。

皆どんな物が自分のところに来るかワクワクでした!

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皆でプレゼント持ってニッコリ。(私(小百合先生)も入って。)

image今度は康孝先生も寝転がって撮影参加。(一気に皆笑いが・・・・)

私達からの細やかなお菓子と飲み物プレゼント!

ん~~~っ、ゴージャスまではいかないな(笑)

これでも精一杯先生達は頑張ったんです~。

キャンディーとクッキーは生徒のお母様からの差し入れです。感謝。

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ドイツの菓子パン、「シュトレン」も頂戴しましたよ〜!
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今日はクラス以外で子供達の違ったとっても素敵な一面が見れ、

皆と~っても!ニコニコ笑顔でした!

 

今年も皆のところに必ず!サンタさんが来ますように。

ご父兄の皆様宜しくお願いしますね。笑

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「オネーギン」小百合編

 


前回の康孝鑑賞記に続いて小百合編です。

シュツットガルトバレエ団の芸術監督であり、数々のドラマティックな物語バレエを創り大成功を収め、45才という若さで急逝した
偉大なる振付家ジョン.クランコ。

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彼がバレエ化した「オネーギン」。
ロシアの国民詩人「アレクサンドル・プーシキン」の韻文小説「エフゲーネフ・オネーギン」生バレエ化したものである。

舞台は19世紀帝政ロシア。物語は知識人オネーギンと美しく誠実なロシアの女性タチアーナの悲恋を描いている。

今回、シュツットガルトバレエ団に少しだけお手伝いを依頼されその御礼に招待との事で
康孝と生徒が鑑賞し、
大絶賛!して帰って来ました。
他の生徒さん達も観に行かれていて感動!感動!だったそうです。
しかも
絶大な人気の男性のダンサーは
「フリーデマン、フォーゲル」!それはそれは申し分ないでしょう。
私は
スタジオでお留守番。
そして可愛い生徒達に頑張り指導しておりました。
3年前の2015年、東京バレエ団が再演される(2010年日本のバレエ団では初演)事を聞きどうしても生で観たくて、観たくて東京まで足を運びました。

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1幕で舞台の緞帳が上がった瞬間、まるで舞台全体が飛び出す絵本の様な立体感と美しさと色合いに、驚きと共にスーッと引きずり込まれ圧巻した。瞬きをしない程それはとっても素敵なのです!
そしてタチアーナ役は
先日芸術監督に就任された先輩の斉藤友佳理さん、
タチアーナと姉妹でも性格が対象な妹オリガ。(寿退団された高村順子ちゃん)
その婚約者の詩人のレンスキー。長瀬君(お父様は元東京バレエ団出身)爽やか~。

レンスキーの友人オネーギンが木村和夫。ハイ!かなりはまり役でした。笑

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康孝の観覧記でも述べていましたが、とにかく振付が素晴らしい!感動!3年前でもはっきりと記憶にある。3幕の私室の最後のシーンでは観客である私を含め、周り中すすり泣きをされているお客様が結構いらっしゃいました。
勿論、カーテンコールはスタンディングオーベーションで拍手が鳴り止まない。
今回もそうだったようです。
そして
音楽のチャイコフスキー。
(編曲 クルト=ハインツ・シュトルッツェ)は
ジョン・クランコのバレエ「オネーギン」とチャイコフスキーのオペラ「エフゲーネフ・オネーギン」とではプーシキンの詩をもとにしているのは共通だか
クランコの「オネーギン」はチャイコフスキーのオペラの音楽を一生雪も使っていませんそのかわりにチャイコフスキーの数多くの無名の作品から音楽を集めてそれを編曲しているそうです。

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また、この音楽が
堪らない程とても、とても
ドラマティックで素晴らしい!
物語に溶け込んでいる。

毎回聴くたび涙腺が緩む程切なさを感じる。舞台を観たので余計にそう思うのかましれない。

3年前に購入し、聴き過ぎて
います。

シュツットガルトバレエ団の芸術監督である「リード・アンダーソン」

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(東京バレエ団「オネーギン」プログラムより抜粋)

が1989年より
カナダナショナルバレエ団の芸術監督でもあった際
レーザーディスクとして残されている
「オネーギン」には我が家にある。
かなり昔だが(苦笑)

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余韻に浸れます。(又々苦笑)

最近ではテクニックが主流のダンサー達が多くなって来てそれはそれで良い傾向なのかもしれないが私は男女問わず
ドラマティックな芝居が出来るダンサーに惚れ込んでしまう。

世の方々にも
チャイコフスキー三大バレエ
や「ドンキ・ホーテ」等メジャーな作品以外に
このような素晴らしい作品をどんどん観て頂きたいと思いました。

永井康孝 シュツットガルトバレエ団「オネーギン」観覧記

バレエ「オネーギン」の観覧が決まった後、妻の小百合先生からホームページのブログに載せる為の感想文を依頼されてた。

少し困った。

過去の経験から解説、評論とは、とても難しい事を知っていたからである。

どこかへ旅行に出かける時、ガイドブックとか見ませんか?
旅先は国内でも国外でも。
本には写真付きで丁寧に、寺院、公演、美術館等が紹介されており、名物料理までもキチンと解説されてますよね。
でもピンと来ない、「へーっ!フーン」程度。
ところが行って帰って来てからもう一度それを見ると、そうそう、この公園広かったなーとか、空が青かったなーとか、鹿がいっぱいいて糞が臭いんだよね~等、写真では伝えてられない空間や臭いまでもが蘇るんですよね。

僕は映画や舞台を観る時、ちょっと早目に行ってプログラムを買って上演を待ちます。
あらすじを読んで各場面の写真も見ます。

でも何も解らない。

それで良いんですよね。見た後にもう一度よむと解説もそういう意味だったんだー。という事はよくあります。

それではここから本題。
「オネーギン」の鑑賞記です。

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緞帳が開くと田舎の森の広場。
その舞台美術の美しさに先ず目を奪われた。
各袖幕につられた森のアーチ、背景がそれはそれは美しい。
これがドイツなんだ、美術館力かと思う。

曲はチャイコフスキーとは思えない旋律。
村の娘8人の踊りがまぁ良く揃っている事。
もう一気に吸い込まれてしまいました。

レンスキーが登場、オリガとの愛のパドドゥ(男女の踊り)、ところがすごくメロディーが切ない。
後の悲劇を暗示しているのか、ジョン.クランコの振り付けはプティパが使わないダイナミックでアクロバティックな振りが続く。あっという間に1幕終幕。

2幕。おじいちゃん、おばあちゃん役の芝居があまりにも上手すぎて主役から目が離れる程だ。とてもコミカルなので日本人の客でも笑うくらいだ。
レンスキーをからかうオネーギンの態度にハラハラドキドキしてしまう。
この後話は決闘に至るのだが脚本に少しの疑問を感じる。
やりすぎでは?と。

一貫してシュツットガルトバレエ団のレベルの高さに印象が残りました。スタイル、テクニック、アクト文句無しです。
主役二組の体力、スタミナにビックリしましたが、よくここまで作り上げたなーと思います。
パドドゥは力仕事だけでなく、お互いにの呼吸、
タイミングが重要です。
二人のリハーサルにはすごい時間がかかっているはず。
想像しただけで気が滅入ります。

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家に帰ってプログラムをもう一度読みました。時代背景、作品の成り立ち。なる程そういう事だったのかと思いました。
どうですか、僕の観覧記。全然何も伝わらないでしょう。

だから言ったじゃないですかー。
観ないと解らないって。

次回、彼等が来日する時
是非行きましょう。

僕も行きます。

ワシントン・スクール・オブ・バレエ(アメリカ)短期・サマー許可

今週の12/9 水曜日
YAGP日本事務局から
有難い事に
永井涼花が
ワシントン.スクール.オブ.バレエ(アメリカ)より
短期 又はサマーの許可のご連絡を頂戴致しました。

以前に頂戴しました当スタジオの松原萌絵に続き2人目の許可です。嬉しい限りです。

誠におめでとうございます。
以前にブログにも書きましたが永井涼花は予選通過出来ずに
今年も「YAGPさようなら〜」
と遠い昔の様に感じておりましたのに
驚きと共に
頂戴出来る事感謝致します。

誠に有難うございます。

これを機に益々精進してくれる事期待したいと思います。

それで、

只今家族会議検討中………。

 

(YAGP日本予選スカラシップオーデション前にての永井涼花)

 

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YAGP(ユースアメリカグランプリ)2016日本予選

11/18~22
尼崎アルカイックホールで行わた
YAGP(ユースアメリカグランプリ)日本予選。

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アメリカをはじめ世界有数のダンススクールで奨学生として学ぶ機会を与えるアメリカで唯一のバレエコンクールです。このコンクールは毎年ニューヨークで開催され国籍を問わず9〜19歳のダンスを学ぶ生徒を対象としています。
若いダンサー達が教育を受け、プロとして活躍するためのこの上ない機会を与えるために1999年に創設されプロのダンサーになるための足がかりとなっています。

YAGP(ユース・アメリカ・グランプリ)ホームページより引用)

 

image日本予選でも海外で著名なスクールの校長、マスター教師のワークショップ、そしてその方々の審査員で審査されアドバイス、点数付きのジャッジシートが貰える。

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今年も様々な部門の中
今回永井涼花がジュニア部門で出場しました。ジュニア部門だけで
約300人出場し、決戦に残れたのは僅か53人。その残れた女子達はコンクール入賞歴のある女子達が殆ど。ましてや残れなかった女子達の多くも入賞歴のある子達。

あまりにも周りの女子達がインパクトありすぎて、自信があり堂々として踊る中、
永井涼花の踊りを客席から観た私はノーブル過ぎるのか、色で言えば
白過ぎて
今にも溶けて無くなる様な踊りに観えました。笑
ハイ!決戦には残れませんでしたが審査員の合計点数は予想していたよりも高く(通過した53人の点数は一体どれ位なのか?かなり高い?)アドバイスも昨年より褒めて下さり更なる目的に向かって前向きに考えたいと思いました。
ただ……
やはりターンアウトにチェックが
苦笑

日本人の股関節の可動範囲が全体的にどれ位なのかきっと著名な外国人教師は知ったこっちゃないんでしょうね〜〜苦笑 苦笑 苦笑

未だ未だ若いので課題は沢山あった方が良い!ただ決してコンクールダンサーにだけは決してなって欲しく無いし………いえ!絶対にならせない‼︎し、本人も同じ意見。以前ブログ「コンクールについて思うこと」にも同じ様な事が書いています。

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(永井涼花  コンクールレッスン時より。)

そして………

21日のPC部門(9~~11歳)の女子決戦全員観ました。
あくまでも一個人の感想として
先ず脚のラインが綺麗な子達ばかり、足の甲が元々ある、もしくは綺麗に伸びて条件的には良く見える子達。股関節からターンアウトしてるかどうかは審査されているのか?(これは少し疑問に感じる。)そして元々足がシッカリしているか、かなり鍛えられてガッチリした脚。(他の部門でも同じ。)
そして
9.10.11歳らしいこちら側から観ても好感が持てる,言わば子供しか出せない可愛い初々しい踊りの女子から(私の好みかもしれませんね)
日本で言えば美空ひばりのような、人生全て知り尽くした様な安定感のあるテクニックのある踊りの女子(苦笑)
本当にしっかりと踊っているがコンクールで踊るバリエーションは殆んどが主役の踊り。かなりのテクニックや表現力が必要なのです。それを悠々と踊りこなしている事に他のコンクールでも同じ事が言えますが
この年齢から皆、自分が踊ったバリエーションの作品の役の解釈はどのように理解して踊っているのか?(知りたい)
そして元々持っているオーラのある品のある踊りの女子………とレベル的には大人顔負けの様な、私吃驚、彼女達の10年後を見てみたい等未だ未だたくさん感想はありますが………。

本当に
様々でした。
正に審査員も好みだと思います。

ジュニア部門ワークショップでも
教師達の感覚(フィーリング)でわかる注意の言葉、
様々な子達の体を見れ良し悪しを感じ私自身とても勉強になりました。

今回のコンクールの為に挑んだ若者達はコツコツと日々懸命に練習し、努力し、どれほど力を注いだ事でしょう。一般では
ちょうど10代ならば食欲の華が咲きオシャレに関心を持ち、ショッピングや学校の友達と遊びに出掛けたい年頃。
それでも自分の最大の目的に向かい挑んだ結果は決して無駄では無いし、どれだけ自身が頑張って打ち込めたかが重要であり、後々どの分野に行っても強い人間になり素晴らしい結果になるだろうとと思いながら今後、今回集った若者達が希望に輝いた未来の道を切り開いていって欲しいと強く願う期間でした。

次回は母としての立場から見た永井涼花に対するブログを書こうと思います。

 

解剖学 体のメンテナンス そして 読書

先月末、日帰りで神奈川に。

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現役の頃から
長年に渡り絶対的な信頼を得ている知る人ぞ知る身体のケアをして下さる先生の所に解剖学、身体のメンテナンスに伺って参りました。(何時も生徒の身体の事で相談すると直ぐ様納得の行く説明と回答をして下さりとても感謝しています)

指導者として解剖学はとても必要ですしこれからもずっと学びたいですね。

治療院の直ぐご近所のイタリア庭園。時々癒されてます。

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そして、その往復の間に読んだ今❗️バレエをされている若い方々の話題の本。……らしいです。笑

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1日で読めました。(読みやすい)

よろしければお読みになられて下さい。(別件ですが今、東野圭吾にはまっています)

黒人のバレリーナ。戦争孤児として
映画「ファーストポジション」に出て有名になったミケーラ、デプリンス。
彼女の半生を描いた自伝の本。
前半は想像を絶する程の凄まじい戦争の模様が書かれ、両親の死、孤児院に入る……

あるきっかけで
バレエの存在を知り後半では
幸運にもアメリカで素晴らしい養子縁組に引き取られ
夢であったバレエの道に進む事が出来た。

本を読んで簡単な感想としては
彼女のバレリーナになるまでの波乱万丈の人生は凄まじいものでよくぞここまでと!感心しましたが
私は彼女を養女として引き取った
アメリカの義母にとても感動しました!
偉大なる寛大な心!
なかなか真似の出来る事では無いと思いました。
私も彼女の様に少しでも近づけれるように………と改めて
生徒達により一層慈愛の心で接したいと
思いました。
(今までも異常な程生徒達を愛してますが…)笑

 

苫野美亜先生 コンテンポラリークラス

すっかり秋ですね。
スタジオ近くの西宮夙川沿いの木々も綺麗な秋色に染まってきています。

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お天気も快晴!

空を見ると何だかホッとしますね。  笑

 

昨日
スタジオにて
苫野美亜先生をお招きして
中高生対象の
コンテンポラリーのクラスをして頂きました。
美亜先生とは
大分前からのお知り合い。
何人かの生徒達は
美亜先生のクラス受講経験していましたが
ずーっとスタジオでお願いしたくてこの度念願叶いました。

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と〜っても内容の良いクラスで
重力、空間、
溢れ出す個々の想像力、自分で考える力等、多数……
この様な時期から
バレエ以外に
違う観点から踊りを通して
想像力豊かになる事で
人間の幅が広がるだろうと確信致しました。
美亜先生のご指導法も
私と通づるものがあり
共感を得る事も出来ました。今回残念ながら参加出来なかった生徒さんたちも次回は必ず!

絶対に楽しめるはずです!

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何よりも美亜先生のチャーミングで笑顔、一生懸命生徒を指導されているお姿に
お人柄の良さが滲み出ていて
皆生徒達は恥ずかしがる事無く
すんなりと入り
楽しいクラスで
あっと言う間の2時間でした!

これを機に定期的に又
お願いする事にさせて頂きました!

クラス後皆で写真撮影

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本当はこんなに弾けてました!笑‼︎

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苫野美亜先生 のプロフィール

4才より、山口けい子バレエスクールにてクラシックバレエを始める。山口けい子に師事。
95年、山本禮子バレエ団附属研究所に入所。関田和代に師事。
97年、常磐高等学校バレエ科入学。
卒業後、山本禮子バレエ団に入団。
02年NBA全国バレエコンクールシニアの部第2位受賞。
04年の退団まで、バレエ団の全公演に出演。

「NDT-キリアンフェスティバル2002」への出演を機に、コンテンポラリーに興味を持つ。
以後、クラシックバレエとコンテンポラリー両方の活動を行う。
佐藤宏、鈴木稔、佐藤知子、島崎徹、森優貴等の作品に出演。

07年より、中村恩恵主宰「Dance Sanga」に所属。
中村恩恵作品「Symphoney of sorrowful Songs」 「The Well-Tempered」「ROSE WINDOW」などを踊る。
11年、ダンスサンガ・カマラード公演「Songs of Innocence and of Experience(無心と体得のうた)」に出演。

中村恩恵作品の振付アシスタントやコーチングも数多く務める。

ブルメイステル版「白鳥の湖」

嬉しい事に私共が在籍していた

東京バレエ団が
来年2/17水曜日にこちら兵庫西宮の県立芸術文化センター大ホールにて「白鳥の湖」の公演が行われます。

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近年では
世界各国のバレエ団が様々な演出、振付け、構成で上演されています。

東京バレエ団は旧ボリショイ劇場版である定評のあるアレクサンドル.ゴールスキー版(マリウス.プティパの弟子)に基づいて長年に渡り公演を行って来ました。
ですが
今回は私の大先輩である斎藤有佳理さんが新芸術監督の元、劇的なブルメイステル版を上演される予定。

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「ウラジーミル・ブルメイステルは古典バレエの様式に従ったプティパ=イワーノフ版に依拠するのでは無く、可能な限りチャイコフスキーの原曲に立ち返ろうと考えた。「ダンサーは舞台の上で登場人物の人生を生きなければならない。舞踊にとって人生を表現し、人物の感情や心的体験ん開示する。」チャイコフスキーの音楽はこれを実現するだけのドラマトゥルギーを十全に備えていた。」
(NBS News Vol.344 赤尾雄人 古典バレエ研究より引用)

私も早速、1995年6月に来日しロシア音楽劇場のブルメイステル版の「白鳥の湖」がTVで放映され、ずーっと昔の20年前!(驚き)録画したビデオテープが家にありましたので観てみました。
VHS……かなり古いですね(笑)若い世代はきっと知らないでしょうね。

プティパ=イワーノフ版、この演出だとあらすじを知らないとなぜ幕が上がってすぐ王子の誕生日なのか
なぜ白鳥が登場するのか
なぜ悪魔が出てきて手を振るのかということがなかなか理解できませんがブルメイステル版では筋道を分かりやすく明確に立ててあります。

最初のプロローグでは
悪魔ロットバルトがオデットを白鳥に変えてしまう場面が冒頭に加えられてとても分かりやすい。
筋を明確にし劇的に進行させるために第3幕では単に商品として扱われていた民族舞踊を悪魔手下にし惑わせ、娘であるオディールを踊りの合間に出現させている。
エピローグではオデットが人間に戻れハッピーエンドに終わるのも物語として分かりやすくとても良かったです。

第1幕に
プティパ=イワーノフ版では第3幕の王子と黒鳥オディールのグランパドドゥの第5曲のアントレとアダージョが
王子と宮廷の女官によって踊られていたり、
第3幕のグランパドドゥでは
ジョージ・バランシン振付である作品「チャイコフスキーのパドドゥ」の曲が使われ振付も素晴らしいです。オディールのバリエーションはプティパ=イワーノフ版がメジャーですがブルメイステル版も素敵です。

YouTubeでロシアのバレリーナ 「スヴェトラーナ.ザハロア」とイタリアの貴公子「ロベルト・ボッレ」のスカラ座の白鳥の全幕があります。

ここ最近巷ではコンクールが多く主にエトワールのバリエーション(幕もので芯の方が踊る踊り)ばかり踊る傾向が多い中、バレエをされている若い世代の方や、バレエの世界は未知の世の人達にも物語のあるドラマティックな全幕もののバレエを是非とも御覧になって頂きたいと強く思います!

私共も今回を機に沢山の生徒さん達、ご父兄の方々と一緒に観に行く予定で今からとても楽しみです!